倉敷市でリノベーション工事を行うことになりました。
今回は塩屋を飛び出して隣の岡山県倉敷市にお邪魔します。
築50年。屋根から水が漏れてる個所もあって修繕に時間と費用もかかりそう。
でも、天井も高くて南面が開放的な立地条件だから、壊すより活用したほうが満足すると思うのは予算に合わして工事計画をたてれるから。
外観はできるだけコストを抑えて室内を大改装。間取りを大幅に変更します。
工事前の間取りがこちら、
続き間の和室とお床に広縁、
食事をとるためだけの狭い台所に窮屈な水廻り、
この時代によく見られた家の間取り。
結婚式を家で行ったり、
葬儀を家で行ったり。
家に招き入れる人が多かったこの時代ではごく当たり前の間取りだけど、現代の生活スタイルには向かない。
15年くらい前からかな?
セキュリティーを確保した安心な家づくりを求められた結果、開放感を失い閉鎖的な外観に、個室を求める間取りが増えた。
でもそれからまた進んで、近年では開放感を求める人も増えて来たと思う。
以前のように格子や雨戸をつけなくても、最近はガラス性能が向上したからセキュリティー面も安心。
気軽に人を招ける空間づくりが大切だと思うのは、その都度、部屋を片付ける習慣が不思議と生まれるのと、人が出入りすると家を若返らせる。
今回もそんな間取りにできればいいなと思う。