僕が吹付け断熱(硬質ウレタンフォーム)に出会ったのは10年前。
「とにかく西日がよく当たり、暑くなる室内をなんとかしたい」
施主さんの要望は単純だけど深刻だった。
ここ数年で新築の断熱性能がずいぶんと向上したのは、電気をはじめ消費エネルギー効率を上げることが目的。
だから、リノベーションでも同じ提案をしている。
この吹付け断熱。
リノベーションに向いてると思う施工箇所は天井。
「家全体を施工しないと効果ないのでは?」
もちろん、家全体施工すると一番効果が上がるけど、今回のようにコストバランスを考えながら工事計画を行うときはいつも天井(屋根部)を提案している。
これだけでも十分効果は期待できる。
室内を解体してしまえば、新築と同じ作業順序となるし、失っている機密性を上げることもできる。
これは施工前。
古い家を解体すると屋根の裏側がこのように見える。
屋根を支えている部材。
これにシートを張って。
こんな様子。
吹付け断熱を行うと、
いつもこの効果に最初に気づくのは、施工している大工さん。
「こんなにちがうの?」
どの大工さんも決まってこう言ってくれるのが嬉しい。
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塩屋家 シオヤイエ
Yokozeki.Tkaaki
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